ROOS&ROOSEというブランドがNOSE SHOPで発売された時、それはもう気にせざるを得ない香りがあった。

創設者でありミュージシャンのアレクサンドラ・ロスさんの愛読書「ロリータ」から着想を得たと、の、こと。
ロ、ロ、ロリータ?
ヤバい。
ウン十年も昔、若かりし頃に映画を観たり本を読んだことがある。
アレがオシャンな香水に??
気になりすぎてお店に走った。
「ロリータ試させてください!」
「ロリータですね」察しの良い馴染みの店員さん(笑)がスッとムエットをくださる。
お
おお
か、か、カワイイ~💕
これは、、まさに主人公が酔狂した少女の香りそのものではないか?
洋ナシとマンダリンとあるが、私は薄い産毛の生えた桃を思い起こさせた。
ふんわりとした心地よい甘さ。明るい陽ざしの中の無邪気な笑み。。
世の中の誰もが肯定し愛するであろうそんな香りがしたのだ。
このブランドの他の香りも試したけどロリータがダントツだった。。
欲しい。と思ったのだが、、
こんな可愛くて人を虜にさせるような香りを私なぞがつけていいのか??
という葛藤が渦巻いた。
巻いて巻いて巻きまくったが、1か月もたたずに店頭で「ロリータください」と言っている私がいた。
(もちろん「ロリータですね」とお会計してくれる店員さん(笑))
最初は恐る恐る着けてみた。
今更カワイイ少女になれる訳でもない
でも、この香りは少し自分に自信をもたせてくれるような気がしたのだ。
華やかだから遠慮していたワンピースを着てみたら案外似合っていて嬉しい
みたいな、そんな感じ。。
それからの私は彼女の虜だった。
毎日違う香りをつけないと満足できない私が毎日着けた。
彼女の香りがしないと不安になった。
あれ?
まて
もしかして私、、、、
ロリータに執着するあの変態じじいになってない????
そうか、、、
私にとってこれはロリータになれる香りではなく、あのおっさんになり果ててしまう香りなのか。
もしかしてそれを意図してつくられているのかもしれない。
驚愕もしたが納得もした。
幸せな妄想の中に閉じ込められるような
そんな危険な香り。。
ロリータ。。(未だに本当の名前で呼べない(笑))
(別記)
彼女の香りにやられてる間に熱に侵されたように「ロリータ」の映画を観たりしていた。旧作であるスタンリーキューブリック版はまだ「このおっさんは何でこんなに執着してるんだろ???」くらいの軽い気持ちで観れたのだけど新しいエイドリアン・ライン版はマジキモイ。主役のジェレミー・アイアンズの演技が凄まじくキモイ。名優すぎる。
しかしNYMPHESSENCEはこの映画で主人公が初めてロリータを見た時のあの庭のシーンそのものだ。
その昔原作本を読んだときに(多分大久保康雄訳)の時はなんか高尚な感じがしてよくわからなかった覚えがある。で、今回は若島正訳のものを読もうとしたけど序盤からキモ過ぎて読めず(笑)リアルゆーか赤裸々ゆーか。
若いころと立場の違い、時代のせいもあり感覚が変化したのだと思う。
しかしアレクサンドラ・ロスさんはこの物語のどこに惹かれたのだろう?ぜひ聞いてみたいものだ。



